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カヤック東京湾ほぼ一周 vol.1 「カヤックはじめました」

  • 執筆者の写真: roki
    roki
  • 6月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月10日

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 2013年4月、自宅に宅急便で大きな荷物が届いた。 モンベル製のフォールディング(組立式)カヤック、アルファック・シリーズの「アリュート380T」。全長3.8m、総重量18kg。1~2人乗り用。


 箱を開けてみると、様々な形状と大きさのアルミパイプと、長方形に折り畳まれた大きな船体布が出てきた。説明書には「1日程度、組み立てたままにして船体布をフレームに馴染ませておけば、次回の組み立てがより簡単になる」とあった。


 なるほど。確かに「船体布」は(「布」と名が付いているものの)素材としては防水性と耐久性の高いゴワゴワしたポリエステル繊維なので、折り畳んで長い間しまっておくと次に組み立てる時に「クセ」が付いてしまって大変そうだ。


 早速説明書を見ながら、狭い家の中で組み立て練習を開始した。

 組み立ては大きく分けて二段階あり、一つ目はアルミパイプの部品を繋いで舟の形にフレームを組み立てること、二つ目は出来上がったフレームを船体布の中に入れること。


 フレームの組み立ては、テント等の組み立て同様に、説明書通りに正しくやっていけば問題ない筈…なのだが、途中で組み立て手順を間違えたため、工程を大幅に巻き戻してやり直す羽目になり、結局20分もかかってしまった(説明書では全体で「9分」となっている!)。


 次は組み立てたフレームを船体布の中に押し込む作業で、原理的には靴を履くようなシンプルなもの、の筈だった。が、フレームと船体布の(舳先と船尾を結ぶ)縦方向の中心線を合わせるのに四苦八苦。フレームの一番下(船底部分)のパイプを船体布の船底内側にある溝(キールレール)に合わせ、レールの上を滑らせながら前に押し込んでいくのだが、舳先に行けば行くほど中心線が微妙にずれてしまい、何度もやり直した。

(慣れるに従い、この問題は解消していったが)


 組み立て始めて一時間後、ようやく舟の形が現れた頃には、大汗をかき足腰がガクガクになっていた。

 いいトレーニングになった!


(つづく)



 
 
 

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(photo & comments by Hiroki Kawamura)

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